トリンコマリーの宿をチェックアウトとしてダイビングショップに向かう。待ち望んでたのでとても楽しみである。しかし、不安である。前述した通り返信が無かったのと、時間通り集合するのか。。お店に着くと、すでにダイビングショップのボスらしき人がいた。握手してくれた。いい奴なんかもしかして?まったく笑わない人だった。次会ったら、脇をくすぐってやる。最初に同意書やチェックリストを記載した。次に大切なダイビングの値段である。ネット予約すると10%offと記載されてたので、その旨を伝えた。私がやりたいコースは85€(1万3500円)とネットに提示されてたので予想はしてた。ボスは言った「今はオフシーズンで個人やから適用されないと」これも言ってくると予想してたので、ホームページに個人やオフシーズンは適用外て書いて無いと言った。また、割引きがあるからここに来たと嘘もついた。ボスはすんなり了解した。その後、支払いをし、ダイビングの準備をした。
私がここトリンコマリーに来た理由は沈没船ツアーである。スリランカの海はほぼ全域で基本的にダイビングはでき、沈没船が有名らしい。しかし私が見つけたのはトリンコマリーで見られる沈没船だった。 (スリランカ→海あるやん綺麗そうやな→イルカ、クジラ、ジンベイザメ、沈没船→沈没船見たろ!)私の経路はこんな感じ。
1本目、ブッタやスリランカの銅像を見に行った。なぜ海底にあるの?約100年前に英海軍が遊んで投げたらしい。お猿さんやな酷い話しだ。魚はかなりでかい黄色のウツボやイサキの群れが見えた。歴史を感じる。
2本目、沈没船を観に行く予定だったが潮の流れが強くて断念した。場所はまあまあ沖らへんだった。インストラクターが試しに水面に降りたがかなり流されてた。船からロープを掴んでが流されていた。彼はムリムリと言った。この時点で私はかなり拗ねてたしがっかりしてた。何のためにここまで来たんだ。。と頭によぎる。代わりのサイトに行き40分くらい潜ってた。たくさんの魚を見たが記憶にない。頭から沈没船が離れない。洞窟も通ったがなんとも思わない。初めて半袖のウェットスーツを着て使い方が下手すぎて全身に傷を負ったが痛くなかった。陸に戻ってからくそ痛い事に気付くが笑
頭から沈没船が離れない。ムカついたのでボスに言った。昨日も今日も、あんた100%船見られるて言ったよな、だから明日リトライするから、それは無料で良いかと?思えば、横暴過ぎることを言ってた。旅中は心や発言が子供化する。良い大人が恥ずかしい。ボスは自然の問題やから仕方ない。追加の料金を払えば、明日は見られる」と言った。不安であったこいつら、愛想も良くないし、サービスもイマイチだった。しかし、ダイブマスターも朝7時に来れば見れると言ってた。朝は海流が穏やからしい。予算と日程のこともあり悩んで、すぐには答えを出せなかった。私が「明日やるならGmail宛にメールする」と言って、その日は終了。(結局連絡しても返信はなかった)ムカつく笑
その後、ダイビングショップの目の前のレストランに入ってカフェラテを頼んだ。ダイビング後のホットドリンクは沁みる。旅の日程や予算を考えながら、沈没船のリトライを悩む。もし明日見れなかったら…とネガティブに考えてしまう。また今度でいいかと、後回しにしようとする自分もいる。旅が予定通りに行かないのは当然と時々思うが、見たいものが全部見られなくても生きて帰れればいいかとまで消極的になる。答えは決まっていたが、なぜかボスにはまだ連絡できなかった。気を紛らわせるためか、レストランのスリランカ人女性に今の気持ちを伝え、旅程のアドバイスをもらった。親身に考えてくれて嬉しかった。最悪、夜行バスでコロンボまで帰れることを知り、これはとても有益な情報だった。そのレストランが気に入ったので、追加でエスプレッソラテを頼んだ。豆はスリランカ産だった。話は逸れるが、昔スリランカはコーヒーの国だった。しかし、栽培がうまくいかず、イギリスがスリランカに来た際に紅茶栽培が始まり、これがセイロン茶の始まりだそうだ。今やスリランカは世界でトップクラスの紅茶輸出国だ。話を戻すと、その後レストランのスリランカ人たちと話し込んだ。内容は忘れたが、結局そこで4時間以上を過ごした。たまにはカフェ(レストラン)でゆっくり過ごすのも好きだ。その後、帽子と10年以上愛用している腕時計をダイビングショップに忘れていたことに気づく。明日ダイビングが確定したようなものだ笑。ボスに電話した。メールを送っっても返信がなかった。本当にふざけている笑。連絡を取り、朝7時にダイビングショップ集合と言われた。よし、楽しみだし、絶対に沈没船を見てやる、それだけだった。
翌日、サイトまで行き、潜った。確かに海中で流れを感じた。ロープを離すと軽く流される。ロープを掴みながら潜ると、最初に海底に複数のモニュメントがあった。すごい!滅多に見られないのでドーパミンが全開だった。しかし、それらに触れると切れて出血するから絶対触るなと指示された。痛すぎて息ができないほどらしい。怖すぎる。こんなダイビングは初めてだった。流れがまあまあ強い。これはオープンダイバーでも大丈夫なのかと疑問に思う(笑)。モニュメントを見終わると、ついに沈没船が現れた。船も危ないので触るなと言われた。それは英国軍の船だそうで、廃墟のような冷徹なオーラを感じた。水深は22m。大きな船が沈んでいる。海は広い。私が尊敬する人が「海を旅すれば世界を旅しているのと同じだ」と言っていたが、100%同意である。船の後方に行くと流れが強くて前に進めなかった。流されないよう必死に蹴り、レギュレーターとGoProを抑えた。さらに蹴って進むためにひたすらバタ足をした。沈没船から船のロープ側に戻る時、行きよりも流れが増していた。ロープに何とか掴んだが、流されそうになる。そのままロープを掴みながらゆっくりと浮上し、海面に戻った時、本当に生きている実感がした。怖い体験だったが、昨日断念した理由がわかった。これは確かに危険だ。昨日はもっと難しかっただろうと思った。その後、バスでキャンディまで戻った。乗り換え含め約4時間半で値段は合計350円から400円である。仲良いスリランカ人家族と再会し、気に入っていた宿に再泊した。-
コロンボ編と続く……
旅人の日記をネットや本で読む時は国の物価や情報、治安、交通手段、食、クレカ使えるかくらいであり、他人の話を熟読した事があまりないので私のできはわからない。
仮に読んでくれた人がいるならありがとうございます。
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