翌日、前日泊まった宿のオーナーがバス停まで送迎してくれた。凄い親切な人達だった。
次の目的地はキャンディという街である。カトゥナーヤカバスターミナルからそこへ向かう。12時半くらいだった。1日1本だけキャンディ行の直行バスを乗るこができた。とてもラッキーだった。
気温は33℃…本当に10月か笑
基本的に交通手段はこれまでローカルなものしか使ってこなかったのでエアコン無しのバスにした。
時間がある人はコロンボフォート駅からトリンコマリーまでの電車旅をオススメする。山道や自然を見れるからである。しかし、電車は遅延がかなり起こるので今回は断念。
スリランカのバスはとても特徴的だった。それはデコトラバスなのである。
乗った半分以上はデコトラ柄のバスだった。あとスリランカのヒップホップの曲が流れてる。それをいつもバスに乗る時聞くので、後1人で歩いてる時に口ずさんでた。やばいやばい笑
エアコン無しのバス、うむサウナであった。バス停とバス停の間が長いと水風呂みたいに冷たく強風を食らう。なぜなら窓全開である。また、アプリで速度計測したら70km〜80kmくらいであった。スリランカに高速道路はないんよ笑
みんなゴミやら唾を窓の外へ飛ばす。初めて観た光景だった。自分が暮らす街を汚して何とも思わないのか不思議である。ロボットが掃除てくれるのだろうか、、
掃除のやる気の無さ、ポイ捨てはインド人に似てる。インド以外の国でもインド人オーナーの宿はこれまで断トツで不衛生だった。
バスの乗客の比率は99%スリランカ人であった。
約3時間くらい経って、スリランカ第二の都市キャンディへ到着。街が世界遺産でスリランカの古都である。山岳地帯である。標高500mくらいで気温は20℃くらいだった。適温である。有名なのはブッタの歯と紅茶の工場である。軽井沢や長野な雰囲気である。空気が澄んでる。ここ好きだ。沈没場所をまたなルアンバパーンやパーイ、チェンマイに似ていて良い。知名度も低い。高温な場所で熱い紅茶を飲んで汗かくのも良いが、やはり少し寒い場所で飲む紅茶は沁みる。
今回は見たいもの優先なので、心を鬼にして街を去る準備をする。
良さげな街と感じながら歩いてると野良犬に吠えられた。それは良いのだがその2匹が追っかけてきた。怖すぎ、インド旅の時も尻尾を踏んでしまい、散々追っかけられた。噛まれたら死ぬと思ったからである。今回も全速力で逃げた。荷物も6kg以上あるので少し重い。今年フルマラソンを走った成果がここで役に立った。しかし、転んでしまい指を出血した。パニックで足が震えてた。犬は来なかったので良かった。生きてる気がした。なぜ犬は私に吠えて向かって吠えるのか?犬を飼ってるのに悲しい。
世の中には知らない人には付いて行かないと約束がある。
私は今回それを3回破った。しかもこの街でやってしまった。
1回目は老人である。カレースナックの売店で知り合って、家に来い来い言うから付いていった。家は綺麗で2階建て1階は軍隊の人に貸してると言ってた。お金に余裕はあると思った。70歳くらいで奥さんはカタールで働いている。途中から気付いたが彼は酔っていた。しかし、私の為に紅茶を入れてくれた。ミルクと砂糖入りだった。とても美味しかった。彼の友達に電話して日本人がいると誇らしげに語ってたので悪い気はしなかった。
2回目はその帰りにある坂道を歩いてたら、後ろからバイクの運転手が声をかけてきた。欲しかったら、おかしいると?それか何か助けはいるか?みんな初対面で優しすぎんか、スリランカ人。私が外国人だからだと思うが。スリランカ人同士だとどうなのか疑問である。その後、彼の家族の家に招待された。彼はドイツの保険会社で働いてるらしく、奥さんと息子2人で暮らしてる。家はリノベしてる途中だがかなり綺麗でたった。この家でも紅茶を頂いた。砂糖無しを頼むと驚いてた。日本やスリランカの事を話した。彼は「学ぶ事が人生である」言ってた。100%Yesと私も言った。息子たちは軍と大学のラグビー選手であり、アスリートであった。毎週遠征して試合をするらしい。今度キャンディに来る時はホームステイさせてくれると言ってた。私もこの家はとても居心地が良かった。そのお父さんは最後にキャンディーの街をぐるっとバイクで一緒に回り、ビールとおつまみを買ってくれた。良いパパであった。
3回目は同い年の青年の家であった。キャンディの宿に向かってる時に彼に声をかけられた。「帰り道が同じ方向だし、今日は仕事が終わったから 一緒に話さないか」と言われた。怪しさMAZであったが、スリランカのトゥクトゥクはインドのと比べると悪意を感じない。インドのトゥクトゥクドライバーはすぐ行き先を聞きたがり 、値段を聞いてくる。こちらの質問に答えず、嘘もつく。しかしスリランカの彼らは トゥクトゥクに乗らなくてもいろんなことを親切に教えてくれる。その経験からとその日、私はやりたい事を終えた日だったので機嫌が良かった。彼と話をする事にした。グーグルマップに載ってない酒屋に行きにビールを購入。この街は不思議と外国人もスリランカと同じ値段だった。それから帰れの家にいった。奥さんと2人暮らしで奥さんは妊娠してた。明るい家庭で料理もとても美味しかった。ごちそうになったので、お金を払をうとすると、「招待したのは私だから結構」と言われた。紳士的であった。その後、2本目のビールを購入して、路地裏で飲んでると、彼の叔父が来た。表情が穏やか強いて言うとラリってる。こいつやってるなと思った。的中した。ポケットからマ◯◯ァナとタバコを出して特製のタバコを作ってた。それはモロッコ産で都市コロンボで流通してると聞いた。「違反であるが警察に賄賂を渡せば大丈夫」と言ってた。そんな緩さなのでおそらくトゥクトゥク系の人は恐らく薬物をやってる人が多いと思う。それかタバコか酒。海外あるあるである。やからそこまで働く事や稼ぐ事がどうでも良くなる。お金が欲しいと言うが努力してない人が多いのではないか。特に東南アジアや中南米など温暖な国の人はニコニコして明るい性格だが、犯罪数が圧倒的に先進国より多い。多分記録に残らない事も山程ある。個人的にあの笑顔の裏に闇を感じるのが怖い。後にその青年と話をすると彼は元プロサッカー選手だったらしい。家にはトロフィーやメダルが20個は飾られてた。親がお金が必要だからサッカーはあきらめたと言っていた。しかし、彼は完全にビール腹である。学力がないからトゥクトゥク運転手なのか奥さんを養えるのか、そんなどうでも良い事がよぎる。
また、挑戦を止めたのが彼で、現在も続けてるのが2人の兄弟(先程述べた。)を比べると心が痛かった。人ってめんどくさい生き物である。自分の事で無いのに。私もそこまで人生で成果を出して来たわけでないので偉そうな事は言えないが、キャンディは自然豊かで良い街だが人との出会いでチグハグした経験だった。
シギリヤ編へ続く……
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